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44. thinktank photo 購入 [day12] [道具]

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「シンクタンクフォト」
 
 
 
 
 
と聞いても、何のことだかわからなかった
 
つい先日まで、そんな状態でした。
 
 
 
キャスター付カメラバッグを探して
 
たどりついたのが、この会社。
 
いくつか検討して購入を決定しました。
 
(2つ前のエントリに書いてあります)
 
 
 
買ったのは、
 
 
 
シンクタンクフォト エアポートインターナショナル2.0
(thinktank photo Airport International2.0)
 
 
 
「エアポート〜」の部分が、商品名。
 
ちなみに「2.0」はサイズの大きさ等ではなく
 
改良が行われるとバージョンが上がっていくようです。

 
 

購入から10日が過ぎ、現場投入したので感想など。
 
 
・キャスターはスムーズ、音も小さめ。
 
・ハンドルは太めなので安心感がある。
 
・布製の取手が二面にあるのでタテヨコ自在に持つことができる。
 
 
前回使用していたtamrac5263と比較すると
 
・ショルダーストラップがない
(そもそも肩で担ぐには重いですし…不便は感じませんでした)
 
・フタを開けたままだと目立つ
(撮影中はフタを閉めたほうが良いみたいです)
 
 
というわけで、
 
前回まで使っていたカメラバッグと形状が大きく異なった割に、
 
スムーズに移行できました。
 
 
 
 
 
カギが全部で3つも付いてたり(本体、ポケット、くくり付け)
 
盗難時にバッグを見つけるための登録番号など
 
いろんなくふうがされている、カメラバッグだと思います。
 
良い出会い、良い買い物をしました。
 
 
 
 
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EOS-1D4+EF24-70/2.8L,EOS-1D4+EF70-200/2.8L IS,EOS 5D2,EF16-35/2.8L,580EX2ほか。
 
 

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43. 共通言語はプリントトーン。 [写真表現]

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言葉を介さない写真の共通言語は、プリントトーン。
 
 
 
音楽に「歌詞」と「曲」があるように
写真にも「被写体」のほかに、もうひとつ見えているものがあります。
それが、プリントトーン。
 
写真を見るとき、私たちは「写っている被写体」を見ながら
同時にプリントトーンも見て感じています。
 
これがどんな効果をもたらすのか、以下の例を想像してみてください。
 
演歌の女王が歌う歌と、カラオケの上手な人の歌。
こぶしのきかせかたや音の外しかたが、ちょっぴりちがいます。
プロは隠そうとしますが、素人は技巧(テクニック)を見せようとします。
 
あるいは、ベテラン俳優の演技と、舞台経験の浅い人の演技。
舞台上で「伝わってない」と感じると、どんどん一所懸命になります。
客席には「あの人、必死に演技してるなあ…」が伝わります。
 
 
 
 
 
私が思う「イイカンジの写真」とは
今、まさに、そこにあるような気持ちになる写真。
あたかも自分がその場所に立って、
その光景を見ているかのように感じられる写真…
 
ここに来るまで、たくさんの試行錯誤がありました。
やっとモノクロ写真に辿り着いても
陥りやすいポイントに、すっぽりはまってしまったり。
 
白を冴え、黒を締めるプリント
 
これが全部悪いわけじゃ、ありません。
でも時にそれが有害になる…
作者と見る側との「伝わりかた」に差が出てしまう。
たしかに一見すごく「カッコイイ」んだけど
カッコ良さが先にあって、イイカンジが奥のほうに行ってしまう。
 
何枚もの写真が全部均一なトーンのプリント
 
これも、直ちに全部悪いわけじゃあないです。
自分が惹かれる被写体は似ていて、結果的にトーンが揃うことはあります。
それはとても見事で「キレイ」なんだけど
キレイが先にあってしまって、やっぱりイイカンジが奥に隠れてしまう。
 
 
 
見せたいのは、伝えたいのは、いったいなんでしょう。
 
「私こんなに上手に歌を歌えるのよ」「僕こんなカッコイイ演技できますよ」
そんなことを考えながら、歌手や俳優の人は、表現していませんよね。
あいまいな言葉で申しわけありませんが、
伝わってくるのは「想い」とかじゃないでしょうか。
 
 
 
ここでひとつ大切なのは
伝えたいことを伝えようとする場合、相手に感じてもらう必要があるということです。
 
ことばで「こういうふうに受け取ってほしい」と理屈で言っても
頭ではわかっていても、なかなかそのように受け取ることはできません。
それはなぜか。
「感じてない」からです。
 
もし、相手が感じ取ることができれば、
あなたの伝えたいことは、相手が自然に受け取ってくれます。
 
 
 
伝えたいことは、伝わるように相手に届ける…
表現手段が写真である私の場合、
写真を撮ったその現場の空気感を見る側に追体験してもらうことで
気分を共有し、それで自然に伝わっていくことを意図しています。
そのための仕組みや仕掛けとして
被写体や光線の選択や
構図や露出やシャッターチャンス…
それと同じくらい、再現時のトーンの選択には注意を払います。
 
一見なんでもなく見えてくれないと
見る側は、その写真の世界に、すっと入ることができないんです。
先にカッコイイとかキレイとかがあると
いつまでもその見方にとらわれてしまい
その先に行くことなく、見るのをやめてしまう。
それだけならまだしも
そうした写真は、記憶からもすぐに消えてしまう。
 
 
 
もちろん世の中には、
とてつもなくカッコ良かったり、めっちゃキレイだったりするものがあり
そういう写真も、たくさん存在します。
 
だけど私は、そういう写真はあまり好んで撮りたくない。
日常の中からカッコイイやキレイだけを探し求めるのもいいけれど
実はふだんの日常をキラキラさせているのは「イイカンジ」ではないだろうか…
まいにち、すごくカッコイイや、すごいキレイに出会うことは少ないけれど
すごくイイカンジは、けっこう、ある。
被写体を探すなら、イイカンジを探そう…これが今の私の、行き着いた先です。
 
 
 
 
 
もう、プロであるかアマであるか、どっちだっていい。
写真家であるかどうかさえ、どうだっていいんです。
私は、私のイイカンジ♪レーダーに従って、イイカンジを採集、記録していく。
そこにどのような価値があるのか
なんの目的があるのか
それは自分じゃわからないことだし、自分が決めることじゃないと思っています。
 
40日が過ぎました。
 
 
(2011年4月22日 高円寺事務所にて)
 
 
 
 
 
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2011.4.17 11:40:11, 11:51:44, 12:03:34, 12:12:27 Nakano〜Koenji GRD3
 
 
 
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