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23. RICOH GXR 予約しました。 [GXR]

たしかに発表前に思ってた感じとちがいました。
予想は GX300 みたいなのをイメージしてたんです。
GX, GX8, GX100, GX200 と来て、次どうなるかなあ…と。
 
あ、もちろん私、リコー信者じゃないですから、
自分に都合の良いカメラがあれば、なんだっていいんです。
カメラやパソコンは所詮、道具ですから。
かんじんなのは、それを操る腕。
何をどう撮りたいか、自分にとって使い勝手が良ければそれでいい。
…もちろん金額とかも関係しますが。
 
 
で、GXR 発表。
 
私はバイクに乗らないんですが、なんかバイクみたいな名前だなあ…とか
これ絶対 GXR か GRX だかわからなくなっちゃうよー、とか思いました。
 
50ミリ(相当)レンズ、良さそうじゃないですか。
思ったより値段は高いけど、今後どんなユニットがどれだけ出るか不安もあるけど
 
でもこれ、50ミリレンズの付いたAPS-Cカメラと考えたら小さいよね
 
ってことで、一晩考えて予約入れちゃいました。


私は、へそまがりなのかもしれません。
ネットの前評判は「う〜〜ん…」ってところかもしれませんが、
リコーも何か考えがあってのことじゃないかと思ったんです。
  
最終的に、そのモノに対して価値を見出すかどうかがポイントでしょう。
私はたぶん、単純に50ミリ相当レンズを付けたAPS-Cサイズカメラとして
コンパクトで携行性にすぐれているなぁー、と思ったから予約したまでです。
 
たしかに、もうちょっと待ってからでも良かったかもしれません。
けど、写真の大きな流れというのも変化しているわけですから
高画素 → 広角 → 高感度 → 大センサー → その先を見てるんじゃないかな、と。
 
そんななかで、単焦点レンズ、という流れもできてきたらいいなと思います。
 
ズームと違って単焦点レンズは、自分が動かないといけません。
必然的に画角が身に付きます。
カメラを構えてから「あれぇ、入らないなあ…」後ろに下がっていく光景
これも単焦点レンズを使うようになると、目がレンズの画角と同じになって
「あ、いいな」と立ち止まった位置でカメラを構えるとピッタシ☆という状態になります。
 
ところでもうひとつ。
最近、単焦点レンズやズームレンズの広角側が、かなり広くなってきています。
少し前のコンパクトカメラなら、35mm(相当、以下同じ) か28mmが限界だったのに
今では24mmなんてのもヘーキであったりします。
 
標準レンズが40-50mmと言われ、写真学校では50mmレンズを使い授業をします。
私の学校では一年生は半年間、50mmとISO100のフィルムしか使わせませんでした。
そこでしっかり身体で画角を覚えた上で、他の画角のレンズを使い始めるわけです。
広角側なら50mmの次は35mm、その次は28mm…といった具合に少しずつ広げていきます。
 
ところが。
そんなに予算も無いし、どうせ28mmを買うことになるんだし
コンテストだって28mmや24mmや20mmなんか使ってるのが多いんだから…と
標準レンズから一足飛びに28mmや24mmを使い始める生徒もいました。
 
彼らに共通するのは、画面の広さを組み合わせで補う構図です。
自分の手に負えない画角、つまり「見えてる感じ」より「レンズの画角」のほうが広いと
自分の目が画角に追いついていないため、見てない部分まで周囲に入り込んでしまいます。
自分が動いて近付いて撮れば済む話ですが、それをやると広角を使ってる意味がない。
(注:本当はパースが付くので効果はあるんですが、その時点で理解できていません)
 
とにかくカメラを覗くと、なんか思ったより広くて、思ったより遠近が付いちゃってて
どうしていいかわかんないから、とりあえず画面内で組み合わせて無理矢理構図を成立させようとする。
 
 
このくせがついてしまうと、どこに行っても
「あれとあれを組み合わせてやれ」だの「手前にこいつを入れて遠近を強調してやれ」だの
自分の視線や見た感じより、絵作りやテクニックに走りがちになってしまいます。
それでは「うまいねきれいだね」とは言われても「あーイイカンジ、美しいなあ」とは言われません。
 
 
私は、単焦点レンズ、50ミリこそが写真の基本であり、ここからスタートすべきだと思います。
 
もちろん写真は自由ですから、どこかの講座のように「前ボケ入れると引き立ちます」なんてことを
一所懸命やってらっしゃるのも自由だし、「どんなもんでい」と技術力を見せつける写真でも
それぞれ写真の楽しみ方は自由ですから、ご自由になさったら良いと思います。
ですが、その先。
もし自分が「最近なんか写真、飽きちゃったなぁ」と思われるようになったなら
どうか手持ちのカメラで50mmにして、ズームならできればテープかアロンアルファで止めて
撮ってみてはいかがでしょう。
 
「あーコレいいのになー、寄れねぇっっ」最初はじれったいかと思いますが
すぐに標準レンズの感覚が身に付くと思います。
それからひとつずつ画角を身体で覚えていくと、「あ、いいな」と思って立ち止まると
そこでカメラを構えた瞬間、「しゃぴぃぃぃぃぃんっ☆」と決まります。
 
もはや前景がどうとか遠近がどうとかのレベルじゃなく、主題と背景とかそんなレベルじゃない
あなたの視覚がそのまま写真に残すことができるわけです。
 
楽しいですよ〜。
 
 
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